chezabiのブログ

旅が好き。グルメもワインもポイントも。

日光

先週、大内宿の翌日に日光を散策してきました。

大人になってからの日光はとぉーーっても面白かった!

特に素晴らしかったのは一番奥まったところに家光が建立した
大猷院(たいゆういん)。

大猷院は家光が将軍家康を崇拝して、東照宮より目立たないようにこの寺院を建てたのですが、黒と金を基調とした素晴らしいデザインはセンスがよく、実に私好みの渋さ。
 
驚いたのは、360年前の家光の位牌が拝観でき、中学校の教科書に載っている狩野派が描いた絵が修復なしに近くで見られることです。
当時の大名からの贈り物がそのまま畳の上に置かれています。

この建物を守る為、東西南北に4体の神様が立っていました。

     

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     夜叉門の「うまろきゃ」様です。

足に象が見えます。
象はイバラが生えていても力強く前に突き進む。
どんな困難にも打ち勝つ、という意味?
「ひざこぞう」の語源ともいわれているそうです。

左手に弓、右手に矢を持ち、これが破魔矢の元といわれています。
(他の地でも、元祖と聞いたものがある...)

破魔矢は困難に打ち勝つために矢の先を上に向けて飾るのが正しいそうです。
ありゃ~、私、そのまま置いたり、横にしたりだったワ。
何をやっても八方塞りの時は矢を外に向けて玄関に飾るのだそうです。
ここの破魔矢は一生飾っていい、というので一本買いました。

他の像の足?スパッツ?これも変です。イルカ?魚?
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東照宮は世界中から観光客が来ているようでした。

余計なことですが...私、ヒンドゥーの寺院を見ているような気がしました。
想像上とはいえ、ゾウや色々な動物がたくさん屋根や壁に施されています。
陽明門の壁には立体彫刻がきらびやか。 三猿の意味もあらためて実感

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子供には悪いものを与えてはいけない。(フムフム)
一生をストーリーにした彫刻絵物語で、出産、子供のしつけ、恋に落ちる猿などが壁に順番に施されている。


大人になって初めてわかる歴史の面白さ。
久しぶりにお勉強した、充実感。

子供の頃の修学旅行で私はいったい何をしていたのでしょう。